プロジェクト

取り組みの概要

AIRoAでは、経済産業省およびNEDOが推進する以下の研究開発事業のもと、ロボット基盤モデルの開発・公開に向け、データ収集、モデル開発、人材開発などを一体的に進めています。
  • ポスト5G情報通信システム基盤強化研究開発事業/ロボティクス分野の生成AI基盤モデルの開発に向けたデータプラットフォームに係る開発
  • ポスト5G情報通信システム基盤強化研究開発事業/データエコシステムの構築等に関する研究開発(GENIAC) タイトル:「実家庭におけるロボット動作データの自律的拡大に向けたデータエコシステムの研究開発」

データ収集

ロボット基盤モデルの開発およびオープン化推進を目指した大規模な動作データ取得活動。2025年度は約8万時間(生活支援ロボットHSR)の収集を完了。今後は複数ロボットを通じて学習用データを収集していく。

実機を用いたデータ収集

実環境での動作データを効率的に収集する手法・体制の構築。単腕モバイルマニピュレータや双腕マニピュレータを、様々なコントローラーを用いて遠隔操作し、データを収集。

単腕モバイルマニピュレータ(生活支援ロボットHSR)

全方向移動と単腕アームを備え、遠隔・自律動作による実環境での効率的な動作データ収集・検証を推進。HSRを用いた大規模データ収集で蓄積した知見や運用基盤を、YUBIやG2等を用いたデータ収集にも展開しています。Toyota Woven City等における実家庭環境での実証・データ収集での活用も進めています。

YUBI(Yielding Universal Bidigital Interface)

指追従グリッパと分離型6DoF機構により、直感的な双腕操作を可能にする汎用的なデータ収集インターフェース。操縦者の負担を軽減しながら、大規模なロボット動作データ収集を効率化。

双腕モバイルマニピュレータ(G2等)

高度な両手協調動作が可能な双腕機構により、家庭や現場での複雑作業に対応したデータ収集を推進。

国産汎用ロボット開発コンペティション

日本のロボット産業の競争力強化を目指し、実環境でのデータ収集や社会実装に適した国産汎用ロボットの開発・製造を促進するコンペティションを実施。評価基準を満たした機体については、改良・量産体制の構築を経て、データ収集用ロボットとしての活用を目指します。

モデル開発

収集した学習用データを活用し、汎用的な動作生成を行うVLA基盤モデルの事前学習から、実機デプロイを見据えた事後学習・性能評価までを一貫して推進。

事前学習

自社VLA基盤モデルの事前学習を実施。YUBIやG2等のマルチエンボディメントデータを活用し、汎用的な動作生成能力と高い汎化性能の獲得を目指す。

事後学習

実機デプロイを前提としたVLA基盤モデルの性能強化、動作適応手法の検証および実機評価を推進。

AIロボット人材開発

日本のAI×ロボット領域における研究者・エンジニアの全体的なレベルの底上げと、若手研究者への育成機会の提供。コンペティションを通じた実装人材の育成と、先端機関への海外派遣による高度人材の輩出を一体的に展開。

AIロボット人材育成

「コンペティションの開催」と「海外派遣」を軸に、理論にとどまらない実装力を備えた実践的人材を育成。本事業のソフトウェアやデータを利活用した競技設計により、研究者の裾野拡大とトップ人材の引き上げを図り、国内AIロボティクス分野の競争力向上を推進。

PARC2026

Physical AI領域の開発者育成のため、世界最前線のPhysical AI課題に挑戦するVision Language Action 開発コンペ。日本のPhysical AIエコシステム構築に向けた取り組みとして、東大松尾研との共催で実施。

海外派遣

コンペティション優秀者や実績ある若手研究者からAIRoAの選考を経た候補者数名を選抜し、海外の先端研究機関等へ派遣。AIRoAの研究開発と親和性のあるテーマを派遣先で取組み、その成果や知見をAIRoA内外に共有することで、日本全体の研究レベルの引き上げを図る。